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日々時間に追われる創作好きの日常
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数奇屋はゲーム・歴史系オタクです。
特に無双・ペルソナ・モンハン等になると妙にハイテンションになります。
ネタバレにもあまり配慮しなくなるかもしれません。ご注意下さい。
ちなみに多ジャンルの音楽を聴くのでその都度作業BGMなどを記載しています。
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真・フルみっくす
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結局私は何も出来ない。


※タイトル通りの内容なのでグロ注意。


いつもの帰り道で頭のない鳩を見た。

何かに埋もれるように何かに夢中になっている烏が2羽いた。
遠くからでは夢中になっているそれが何なのか全くわからなかった。
それは頭のちぎれた鳩――――として生きていたもの…だった。


2羽の烏がその鳩を啄ばんでいた。鳩の翼から抜け落ちた大量の羽が風に揺れている。
頭のない鳩はそのちぎれた首から血と肉と骨を覗かせて固まっていた。
近寄ると1羽の烏は飛び立った。もう1羽はその鳩の羽を嘴にこびりつけたまま私をじっと見つめている。
ここから早く去れとでも言うかのように、彼は一歩も下がらなかった。
私は少し躊躇してその場を後にしようとした。ふと顔をあげると先程飛び立った烏がフェンスの上にいた。
嘴の先を見て私は息を呑んだ。
あの鳩の頭だった。ぐったりと折れた鳩の首を落とさないように何度も器用に嘴だけで持ち直している。
そして先程逃げなかった烏を振り返れば、自分と同じくらいある鳩の身体をどうにか運ぼうと引きずる姿があった。
私の脳裏に駆け巡った言葉は「可哀想」「助からない?」「もう死んでる」「埋めてあげたら?」「自然の摂理?」
そんなありきたりなものだった。
だけど私は何もせずに今度こそ本当にその場を後にした。


抜け落ちた鳩の白い羽が、ふわりと浮かんでは沈んでいった。




ーーーーーーー
なんかもう、しょうがない事だといえばそうなんですが。
前に子猫が轢かれていたのを見た時は人間のせいだから怒りの矛先があるんですけどね。
これはもう、どうしようもない。
昔、近所のお兄さんやうちのおじいちゃんがやってたみたいに埋めてあげたかったけど。
今はもう近所に埋めるような砂地がないんだよ。
家の前は何年も前にコンクリで埋められちゃったし。
…鳩さんごめんね、としか言えなかった。
それに烏だって邪魔者扱いされますが生きてますよ。
彼等の「今日のご飯」を取り上げる権利は私にはないはずです。
だから、何もできませんでした。

※あえて今日のご飯と書きましたが、不快に感じた方、ごめんなさい。
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