白い願いに黒い微笑み

真面目な話で少々アレなので、続きページに書きます

見たくない方は見ないで下さいませ
見た後の苦情なども受け付けません
（メンタルやグロではないですが）

今日、とあるゲームをやった後に泣いた
感動した
全然そんな感じじゃないと思っていたのに、凄く切なくて泣けた
感情の描写が凄くて、感動した
ゲームで泣いたのは、多分初めて
長時間やっていたのと、泣いた所為で、目が痛くて頭から首にかけて
ずっしりと重みを感じながら、薄暗くなったから電気をつけた
私の家は道路に面しているからカーテンを閉めないで電気をつけるとそれなりに部屋の中が見える
だからカーテンを閉めようとした
けど、ふ、と手が止まった
別段変わってない風景だったけど
雲が、綺麗だと思った
茜色だったとか、紫だったとかじゃないけれど
近くの雲の色は、濃い灰色なのに、向こうには真っ白な雲があった
ゆっくり、ゆっくり流れていくその雲に目を捕られた
バックではMY CHEMICAL ROMANCEのTHE GHOST OF YOUが流れていた
その曲の所為もあってか、それともさっきのゲームの所為か、無性に涙が出た
悲しいとか、切ないとかじゃなくて、感動した
雲は、ゆっくり動いてる
私は窓に貼り付けてた手を見た
冷たい窓は私の体温を奪って、手の形にうっすらと曇った
その跡を見て、私は生きてると実感した
呼吸していても、何も感じない
それは、当たり前だと思っているから
痛みを感じたときに、生きてると感じる事もあるだろうけど生憎私は痛いのが嫌いだ
肉体的に痛いのも、精神的に痛いのも
なんで急にこんな事を思って泣いたのか、自分でも良く分からない
拍子抜けするくらい、鏡を見ると、自分の顔は驚いた表情だった
「自分で泣いておいて、何をそんなに驚いてんだよ」
そう言いたかった
理由もなく泣きたくなる事は、たまにあった
でも、泣きそうになるだけで、涙が零れる事なんて無かった
我ながら考える事がおかしいと思った
こんな事で生きてるとか実感して、泣いてる自分に結構笑えた
でも、何か、すっきりした
こんな他愛もない事で、生を実感して、何かに感動できてる私に
初めて少しだけ、小さな誇りを持てた
ほんの少しだけれど。
そんな思いはいつか忙しい毎日の中で消えるのだろうとか、思いながら
今日の空は綺麗だと、素直に感じた